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トイレのつまりは放置しても大丈夫?直るケースと直らないケースを解説
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トイレのつまりは放置しても大丈夫?直るケースと直らないケースを解説

2025.04.30
2022.06.20
トイレのつまりは放置しても大丈夫?直るケースと直らないケースを解説
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「トイレのつまりを放置していたら勝手に直った!」こんな話を聞いたことはありませんか?

トイレのつまりは、基本的に放置してはいけないものです。放置することで悪臭や水漏れなどの二次被害を発生させてしまうからです。

しかし、つまりの原因や症状の軽さによっては、放置していたら自然とつまりが解消される場合もあるのです。

ただし、単に放置するだけではいけません。放置で直るケースと直らないケースについて、しっかり押さえておく必要があります。

この記事では、トイレのつまりが放置で直る理由や、つまりを早く直すためのコツについて解説します。
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目次 
伊藤 直樹
監修者

水道設備業者 トイレ・洗面・キッチン設備主任

伊藤 直樹(株式会社プログレス)

株式会社プログレス 入社平成24年3月  暮らしの中で必要なレスキューサービスを提供する株式会社プログレスにてトイレ・洗面・キッチン周りの設備主任を担当。水回り業務に8年従事し、累計3000件のトイレ・洗面・キッチン関連のトラブルを解決。多くのお客様に信頼される「トイレ・洗面・キッチン」のスペシャリスト。

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トイレのつまりは放置しても直るのか?

自宅のトイレがつまってしまうと、憂鬱な気持ちになってしまいますよね。直す作業も面倒で、つい放置してしまう方もいるのではないでしょうか。

トイレのつまりを放置すると、悪臭や水漏れなどの二次被害につながる危険性があります。一方で、放置していたら知らない間につまりが直っていた、というケースも確かにあるのです。

まずは、トイレのつまりを放置することで直るケースと直らないケースの違いについて、詳しく解説していきます。

トイレのつまりの原因とは

トイレがつまってしまうのは、トイレの構造に1つの原因があります。

トイレの排水口には封水と呼ばれる水たまりが常に残っています。封水は、トイレの排水管から害虫や悪臭が発生するのを防ぐという、重要な機能を持つものです。

封水を溜めるために、トイレ本体の排水路は、一度下がってからせり上がるようにカーブしています。

トイレの水を流した時、水は排水路を一度下がってから上って行き、せり上がった排水路を乗り越えて、床下の排水管に流れていきます。

トイレのつまりは、排水路のせり上がった部分でよく起こります。このせり上がった部分を「せき」 と呼びます。

水に溶けなかったトイレットペーパーや排泄物は、せきを乗り越えられずにつまってしまうのです。せきの部分で排水路をふさいでしまうので、水が流れず便器内に溜まってしまいます。

せきにつまってしまうものには、大きく分けて2種類あります。

トイレのつまりの原因
  • 水に流せるもの
  • 水に流せないもの

トイレのつまりが放置して直るかどうかは、何がつまっているのかによって決まります。つまりを放置する際は、つまりの原因を明確にした上で行いましょう。

放置しても直る可能性があるケース

さて、トイレのつまりを放置して直る可能性があるのは、水に流せるものがつまっている場合です。

水に流せるものの例を挙げると、以下の通りです。

水に流せるものの例
  • トイレットペーパー
  • 排泄物
  • 水に流せるトイレクリーナーなど

トイレットペーパーは一度に大量に流してしまうと、水に溶けきれずに残ってしまいます。溶け切れなかったトイレットペーパーの塊が、せきを乗り越えられずにつまってしまうのです。

排泄物もまた、大量に流すとせきを越えられずにつまってしまいます。便が固い場合も上手く水に流れずにつまってしまう場合があります。

トイレクリーナーはトイレットペーパーに比べると厚手で溶けにくいため、もともとつまりやすいものです。大量に流すとせきの部分でつまってしまう可能性があります。

水に流せるものがつまりの原因である場合、放置することで解消できるかもしれません。自然に水に溶けるのを待つことで、自ずとつまりが直るわけです。

放置しても直らないケース

一方で、水に流せないものが原因のつまりは、放置しても直りません。

水に流せないものとは、次のようなものです。

放置しても直らないケース
  • スマホなどの固形物
  • ティッシュペーパーや紙おむつなど水に溶けない紙類
  • ペット用のトイレ砂
  • 食品や嘔吐物

これらが原因のつまりは、放置しても直りません。水に溶けることがないからです。

水に流せないものが原因である場合は、専門業者に依頼して取り除いてもらうのがよいでしょう。無理に自分で直そうとするとより奥の方でつまってしまい、対処が困難になる可能性があります。

放置しても直らないのに放置していると、悪臭や水漏れなどの二次被害につながります。速やかに修理を依頼しましょう。

どれくらいの時間放置すればいいの?

水に流せるものが原因のつまりは、どの程度放置すれば自然に直るのでしょうか?

つまりの原因別に放置時間の目安を示すと、以下の通りです。

つまりの原因 放置時間
トイレットペーパー 2~3時間
排泄物 2~3時間
トイレクリーナー 半日~1日

トイレットペーパーや排泄物は、水に溶けたり、ふやけて柔らかくなったりしやすいので、比較的早く解消されるでしょう。ただし、粗悪なトイレットペーパーだと、いくら放置しても水に溶けない場合もあるので注意してください。

トイレクリーナーはもともと水に溶けにくいので、かなりの時間放置しなくては自然に解消されないでしょう。1日放置しても直らない場合は、スッポンなどの道具を用いて直すのがおすすめです。

つまりの解消方法として、放置はかなり消極的な方法です。緊急の場合はもっと積極的な方法で直すのがよいでしょう。

トイレのつまりが放置で解消されやすくするには?

トイレのつまりは、水に流せるものが原因であれば、確かに放置していれば自然に直るかもしれません。しかし、ただ黙って放っておくだけでは非効率的です。

つまりを放置しながら自然に直るのを早める方法がいくつかあります。ちょっとした一手間でつまりが早く解消されるかもしれませんので、試してみる価値はあるでしょう。

ここでは、トイレのつまりが放置で直るのを早める方法について紹介します。

お湯を入れる

まず紹介するのは、お湯を入れる方法です。

特にトイレットペーパーがつまっている場合に、お湯を入れるのは効果的です。お湯を入れることで、トイレットペーパーが溶けやすくなります。

50℃程度のお湯を用意して、便器の中へ注ぎ込んでください。その後ふたをして20~30分程度放置します。

軽いつまりであればこの方法で簡単に直せるでしょう。

お湯を入れる際は、以下の2点に注意してください。

注意点
  • 熱湯は絶対に使用しないこと
  • 汚水があふれないよう注意する

まず、熱湯は使用せず、必ず50℃程度のお湯を使いましょう。熱湯を使うと便器にひびが入るなど破損させてしまう危険性があります。

また、お湯を大量に便器に入れると、汚水があふれる可能性があります。お鍋一杯程度のお湯を、あふれないよう気をつけながら注いでください。

なお、つまりが解消されたか確認する際は、バケツから水を汲んで便器に流してみましょう。いきなりレバーを回すと、つまりが直っていなかった場合汚水があふれて床や壁を汚してしまいますので、注意しましょう。

洗剤を入れる

つまりの原因が排泄物である場合は、お湯と一緒に洗剤を入れると解消されやすくなります。

洗剤は、酵素洗剤が効果的です。酵素洗剤にはタンパク質を分解する働きがあるので、排泄物を水に溶けやすくしてくれます。

酵素は、洗濯用洗剤に含まれていることが多いので、普段使っている洗濯用洗剤を使ってみるのがよいでしょう。

液体の酵素洗剤を、お湯と一緒に100ccほど便器内に入れてください。ふたをして20~30分ほど放置すると、上手くいけばつまりが解消されているでしょう。

注意点は、お湯を入れる場合と同じです。必ず50度程度のお湯を使用し、あふれないよう注意してください。

食塩水を入れる

ペット用のトイレ砂などの中には、トイレに流せると記載されているものがあります。これらの製品が原因のつまりは、お湯と一緒に食塩水を入れることで解決できるかもしれません。

水に流せる製品には、水を吸収する性質があります。食塩水を入れることで、製品内外の塩分濃度の差によって、吸収した水が吐き出されます。ナメクジに塩を振ると溶けてしまうのと同じ原理ですね。

水が吐き出されることによって体積が小さくなり、つまりが解消されるのです。

やり方は、お鍋一杯程度のお湯に食塩を50g溶かして、便器に注ぐだけです。注いでから5分くらい放置することでつまりが解消されるでしょう。

ただし、トイレ砂などは基本的に水に溶けないものです。この方法でも直らない場合は、業者に依頼して修理してもらうようにしてください。

トイレのつまりを放置する危険性とは?

トイレのつまりは放置で直すこともできますが、何も考えずに放置していればOK、というわけではありません。すでにお伝えした通り、放置してはいけないトイレのつまりもあります。

また、放置しても直らない場合、悪臭などの二次被害につながるリスクもあります。どうしても放置で直したい場合は、こういったリスクについて押さえた上で、適切な放置の仕方を実践することが大切です。

ここでは、トイレのつまりを放置することの危険性について解説します。

つまりの原因によっては放置厳禁のものがある

はじめに、水に流せないものが原因のつまりは放置厳禁です。

ペット用のトイレ砂など吸水性のあるものがつまっている場合、単に放置していると膨らんでしまうので、取り出しにくくなってしまいます。お湯と食塩水を用いて直すか、速やかに業者に依頼して取り除いてもらうようにしましょう。

また、スマホなどの固形物は放置したところで直りません。原因となっているものを取り除かない限り直せないつまりは、放置することに意味がないのです。

直すためにあえて放置するのならよいのですが、面倒だからと放置していても解決にはつながりません。適切な対処策を講じるようにしましょう。

悪臭や水漏れなどの二次被害に発展する

トイレのつまりを放置することで、悪臭や水漏れといった二次被害に発展する可能性があります。

トイレがつまってしまうと、封水の水位が低くなってしまい、機能しなくなってしまいます。そのため悪臭や害虫が発生してしまう恐れがあるのです。

また、つまりの原因がトイレや排水管の老朽化にある場合は、水漏れが発生する可能性もあります。下水が漏れると衛生的にもかなり問題ですので、専門業者に修理と点検を依頼するようにしましょう。

トイレがつまったということは、トイレ自体やトイレの使い方に問題があるということです。トイレの点検や使い方の見直しをするためにも、単に放置するのではなく積極的に対処するようにしてください。

賃貸の場合は他の入居者とのトラブルに発展する可能性も

賃貸のトイレがつまった場合、放置すると他の入居者とのトラブルに発展する可能性があります。

放置することによって生じた悪臭や水漏れによって、他の入居者に損害が生じた場合、賠償責任が発生する可能性があります。また、放置することでトイレの交換や修理の必要が生じると、費用は入居者負担になってしまいます。

賃貸でトイレがつまったら、まずは管理会社に連絡しましょう。管理会社であれば適切な対処策を講じてくれます。

賃貸のトイレがつまった時の注意点については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。

賃貸でトイレがつまった時は、他の入居者のことも考えて、迅速に対応するようにしましょう。

トイレのつまりを自分で直す方法3選!

放置してもトイレのつまりが直らない場合、他の方法を試してみるのがおすすめです。単に放置するよりも積極的に直そうとする分、高い効果が期待できます。

ここでは、トイレのつまりを自分で直すおすすめの方法を、3つご紹介します。

その他の方法については、以下の記事でたくさん紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

スッポンを使う方法

トイレのつまりには、専用の道具であるスッポンを使うのがとても効果的です。

スッポンは正式名称をラバーカップと呼び、吸引力でつまりの原因を取り除く道具です。柄の先に吸盤のような形をしたカップがついており、カップを排水口に密着させながら引っ張ることで、つまりの原因を崩して解消します。

スッポンを使う手順は、以下の通りです。

スッポンを使う手順
  • 便器内の排水口にカップ部分を押しつける
  • スッポンを強く引く
  • ~2の動作を何度か繰り返す
  • つまりが解消されたか確認する

ポイントは、スッポンを引く時に力を入れる、ということです。勢いよく引くことで吸引力を強め、つまりの原因を引っ張り出します。

押す時はカップが排水口と密着するようゆっくりと押しつけ、引く時は勢いよく引くのがコツです。

なお、作業前には、水が誤って流れないように、止水栓を閉めておくようにしましょう。止水栓を閉めておけばレバー回しても水が流れません。

その他の注意点等については、以下の記事で詳しく解説していますので、参考にしてくださいね。

重曹とクエン酸を使う方法

重曹とクエン酸を混ぜ合わせることで、トイレのつまりを解消することができます。

重曹とクエン酸を一緒にトイレに入れると、炭酸ガスの泡が発生します。この泡の力でつまりの原因を崩して取り除くという方法です。

重曹とクエン酸は分量が重要です。およそ1:2の割合で混ぜ合わせなければ、思うような効果を得られないので注意してください。

用意するものと分量については、以下の表の通りです。

用意するもの 分量
重曹 4分の1カップ
クエン酸 2分の1カップ
50℃程度のお湯 排水口がひたるくらい

お湯は重曹とクエン酸の反応を促進するために用います。熱湯は使用せず、必ず50℃程度のお湯を使ってください。

具体的な解消方法は、以下の通りです。

具体的な解消方法
  1. 重曹を入れる
  2. クエン酸を入れる
  3. お湯を入れる
  4. 1時間ほど放置する
  5. つまりが解消されたか確認する

ポイントは、入れる順番です。重曹⇒クエン酸⇒お湯、の順番で入れるようにしましょう。順番を変えると上手く反応しない可能性があります。

重曹とクエン酸を使う前にも、誤ってレバーを回して水があふれ出さないように、止水栓を閉めておくのがおすすめです。

重曹とクエン酸を使う方法については、以下の記事で詳しく解説していますので、興味のある方はぜひお読みください。

ラップを使う方法

身近なものを利用したトイレ解消方法として、食品用ラップを使う方法もおすすめです。

この方法では、便器をラップで覆います。便器内を密閉した状態にして圧力をかけることで、つまりの原因を取り除くという方法です。

具体的な手順は、以下の通りです。

ラップを使う方法
  1. 便器をラップで覆って密閉する
  2. 水を流す
  3. ラップの中央部分の膨らみを手で押して圧力をかける
  4. つまりが解消されるまで押す動作を繰り返す
  5. つまりが解消されたか確認する

ポイントは、ラップを数枚重ねてしっかりと便器内を密閉することです。また、うっかり水を流してしまわないように、止水栓も閉めておくようにしましょう。

ラップを使うつまり解消法は、水はねも気にならないお手軽な方法なので、緊急時に試してみる価値はありますよ。

より詳しい解消方法については、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてください。

放置してもトイレのつまりが直らないなら専門業者に依頼しよう!

放置してもトイレのつまりが直らず、その他の方法を試してみてもダメだった場合は、専門業者に依頼しましょう。

専門業者であれば自分では直せないトイレのつまりも確実に修理してくれます。また、つまりの原因が水に流せないものであったり、そもそも原因がわからなかったりする場合も、専門業者が解決してくれるでしょう。

ここでは、専門業者に依頼するメリットや依頼する際のポイント、修理費用の相場などについて解説します。

専門業者に依頼するメリット

トイレのつまりの修理を専門業者に依頼するメリットとして、以下の点が挙げられます。

専門業者に依頼するメリット
  • 放置では直らないつまりを解消してくれる
  • 素早くかつ確実に修理してくれる
  • トイレの使い方についてアドバイスが受けられる

水に流せないものが原因のつまりなど、放置しても直らないトイレのつまりは、専門業者が専用の器具を用いて解決してくれます。

また、素早さと確実性は、専門業者に依頼することの大きなメリットです。トイレ修理の専門業者の中には、最短即日の施工や深夜・早朝の施工にも対応しているところが多くあります。

加えて、正しいトイレの使い方や、正しいつまりの解消方法について、アドバイスを受けられるのもメリットの1つです。プロのアドバイスによってトイレをつまらせない正しい使い方が実践できるようになるでしょう。

専門業者に依頼する際のポイント

トイレのつまりを専門業者に依頼する際は、以下の点に注意しましょう。

専門業者に依頼する際のポイント
  • 複数の業者を比較して選ぶ
  • 事前に見積もりを取る
  • 実績豊富で信頼性の高い業者を選ぶ

専門業者を見つける際は、複数の業者を候補に挙げて、比較しながら決めましょう。平均的なサービスや修理費用の相場を知るために必要な作業です。

また、それぞれの業者に見積もりを依頼することも重要です。正確な金額を知るとともに、対応時の雰囲気などから信頼できる業者かどうかも知ることができます。

加えて、依頼する業者は実績が豊富で口コミなどの評価の高い業者を選ぶとよいでしょう。水道局指定事業者であるかどうかも、信頼性を測る指標となります。

業者選びのポイントについては、以下の記事もぜひ参考にしてください。

トイレのつまりにかかる修理費用の相場は?

トイレのつまりを修理するのにかかる費用の相場について、おおよその目安を示すと、以下の通りです。

作業費用+部品代 金額
トイレ詰まり(軽度) 4,000円~8,000円
トイレ詰まり(重度) 1万円~2万円

この相場から大きく離れた金額が、見積もりや業者のWebサイトに記載してあった場合は注意しましょう。作業後に高額請求をされたり、手抜き工事の被害にあったりする可能性があります。

修理にかかる相場を踏まえた上で、専門業者を選びましょう。

まとめ

トイレのつまりは放置することで解消されるケースが確かにあります。水に流せるものが原因であれば、時間が経つにつれて水に溶けて、自然につまりが解消されるかもしれないからです。

しかし、トイレのつまりは基本的に放置してはいけない、ということも忘れないでください。放置することによってさらなる被害に発展するリスクがあります。

トイレのつまりを放置する際は、単に放置するのではなく、直すために放置するのだという意識をしっかり持つようにしてくださいね。