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トイレのボールタップとは?仕組み・トラブル対処法と交換のコツを徹底解説

2025.05.28
2025.05.28
◆本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
トイレを流した後に水が止まらなかったり、タンクからチョロチョロ音がする…そんな水まわりのトラブルでお困りではありませんか?

実はそれ、「ボールタップ」と呼ばれるトイレタンク内の部品の不具合が原因かもしれません。

普段は意識しない部品ですが、故障すると水が出続けたり止まらなくなったりと大変ですよね。

この記事では、トイレのボールタップとは何かという基本から、その仕組み・種類、よくあるトラブルの症状と原因、自分でできるボールタップの交換方法、さらに業者に依頼すべきケースや費用の目安まで、初心者にもわかりやすく丁寧に解説します。
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目次 
伊藤 直樹
監修者

水道設備業者 トイレ・洗面・キッチン設備主任

伊藤 直樹 (株式会社プログレス)

株式会社プログレス 入社平成24年3月  暮らしの中で必要なレスキューサービスを提供する株式会社プログレスにてトイレ・洗面・キッチン周りの設備主任を担当。水回り業務に8年従事し、累計3000件のトイレ・洗面・キッチン関連のトラブルを解決。多くのお客様に信頼される「トイレ・洗面・キッチン」のスペシャリスト。

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トイレのボールタップとは

トイレのボールタップとは、トイレタンク内にある給水用のバルブ(弁)のことです。

トイレタンク内の部品一覧
別名「定水位弁」や「フロート弁」とも呼ばれ、タンク内の水位を一定に保つ役割を果たしています。

トイレのレバーをひねって排水するとタンク内の水が一気に流れますが、その後タンクに水を自動で補充するのがボールタップの働きです。

給水管(タンクに繋がる水道管)に直結しており、タンク内へ水を出したり止めたりする開閉弁の役割を担っています。

ボールタップはタンク式トイレにのみ存在する部品です。

タンクレストイレ(一体型で電気制御のトイレ)にはこのような浮き球で水位を調節する仕組み自体がなく、電気制御のバルブが代わりに機能します。

したがって、本記事で扱うボールタップの仕組みやトラブル対処法は、タンクのある一般的な洋式トイレの場合となります。

トイレのボールタップの仕組み・種類

トイレのボールタップは、水位に応じて給水弁を開閉することでタンク内の水量を調整しています。

大きく分けて「浮き球あり」と「浮き球なし」の2種類があります。

一見すると形も構造も異なりますが、いずれもタンクの水位を検知して給水・止水する機能は同じです。

浮き球あり

「浮き球あり」タイプのボールタップは、古くから使われている一般的な形式です。

タンク内に丸い浮き球(発泡スチロールやプラスチック製のボール)がアーム(棒)で繋がっており、水位の上下に伴ってこの浮き球が上下動します。

その動きがボールタップ内のバルブ機構に伝わり、水位が低いときにはバルブを開いて給水し、水位が十分に上がるとバルブを閉じて給水を止めます。

昔ながらのトイレを開けると見える大きな球状の部品が浮き球で、それに繋がっているのがボールタップ本体です。

浮き球ありタイプの特徴として、仕組みがシンプルで故障しても浮き球やアーム部分の交換など比較的わかりやすい点があります。

ただし、大きな浮き球がタンク内で動くためスペースを取ること、経年で浮き球に水が入ってしまい浮力が落ちると正常に動作しなくなることがあります。

また、後述する新しいタイプと比べて給水停止時に時間がかかり、稀に「ボーン」という共鳴音(ウォーターハンマー音)を生じることもあります。

浮き球なし

「浮き球なし」タイプのボールタップは、近年のトイレに採用されているコンパクトな設計のものです。

その名の通り従来のような大きな浮き玉(浮き球)を使わずに水位を制御します。

ボールタップ本体に小型のフロート(浮き部品)部分が浮き球と同じような役割をしており、水圧と空気圧を利用して給水・止水する仕組みになっています。

水位が下がると内部の機構が働いて直ちに給水を開始し、設定水位まで水が貯まると素早く給水を停止します。

このように精密な内部メカニズムによって水流を制御するため、従来型よりも正確かつ静かに水位管理ができるのが特徴です。

浮き球なしタイプは外見上浮き球が無いぶんタンク内がスッキリしており、比較的場所を取らない設計です。

その多くは「ダイヤフラム式」と呼ばれるもので、ゴム製のダイヤフラム(膜)を利用して水圧をコントロールしています。

浮き球ありタイプに比べ、浮き球がない分だけ振動による異音が発生しにくいメリットもあります。

なお、現在使用中の浮き球ありボールタップを浮き球なしタイプに交換することも可能です。

重要なのは給水管や手洗い管の接続部の位置と形状であり、これらが合えば浮き球の有無に関係なく取り付けできます。

交換の際はトイレのメーカーやタンク型番に適合するかを確認しましょう。

トイレのボールタップにまつわるトラブル

ここからは、ボールタップの不具合によって起こりうる代表的なトラブルとその症状・原因について説明します。

ボールタップにまつわるトラブル
  • 水が止まらない
  • 水が出ない・水が少ない
  • 水が漏れる
  • 異音がする

トイレの水まわりトラブルは放置すると水道代の増加や二次被害にも繋がりかねませんので、症状を見逃さず適切に対処しましょう。

水が止まらない

症状としてはトイレを流した後にいつまでもタンクへの給水が止まらず、水が出続けてしまう状態です。

具体的には、タンク内の水位が規定ラインまで上がっても止水せずにオーバーフロー管から便器に水がチョロチョロ流れ続ける、あるいは手洗い管から常に水が出ている、といった形で現れます。

放置すると水が出っぱなしになり、水道代が嵩むだけでなく、タンクから溢れて床が水浸しになる恐れもあります。

水が止まらない原因

ボールタップが正常に止水できていないことが原因です。

多くの場合、ボールタップ内部のバルブ(弁)やパッキンの劣化・故障が原因で、浮き球が上がっても給水を止められなくなっています。

例えば、浮き球自体やアームは正常に動いて水位を検知しているのに水が止まらない場合、ボールタップ内部のバルブやゴムパッキンが摩耗して水を遮断できなくなっている可能性があります。

長年使用したボールタップではゴム部品(パッキンやダイヤフラム)が硬化・変形して隙間が生じ、閉めても水が漏れ続けてしまうのです。

また、浮き球ありタイプの場合、浮き球に穴が開いて水が入り沈んでしまい、十分に上昇せず常に「給水しろ」という状態になってしまうことも原因としてあります。

さらに、タンク内の水位設定が高すぎて常にオーバーフローしている場合も、水が止まらない症状になります(この場合はボールタップそのものより水位調整の問題です)。

水が止まらないときの対処法

まずは応急措置としてトイレの止水栓を閉めて給水を止めましょう。

止水栓はトイレタンクへ水を送る配管途中にあるマイナスドライバーで回す小さなバルブで、これを閉めれば一時的にトイレへの給水を遮断できます。

止水栓の場所
応急措置後は原因に応じた修理が必要です。浮き球の破損なら浮き球(ポリ玉)の交換、バルブやパッキンの劣化ならそれら部品の交換で対処できます。

ボールタップのバルブ部分(もしくはパッキン)は単品でも入手可能なので、異常があれば新品に取り替えてみましょう。

ただし部品交換が面倒だったり内部が破損している場合は、ボールタップ全体を新品に交換するのが確実です。

後述する交換手順を参考に、自分で取り替えるか、難しければ業者に依頼してください。

水が出ない・水が少ない

症状としてはトイレのタンクに水が溜まらず、次の洗浄に必要な水が供給されない状態です。

レバーをひねっても一度流した後にタンクに水が補給されない、あるいは補充される水量が極端に少ないために便器の流れが弱い、といった形で現れます。

また、タンク上部の手洗い管からいつまで経っても水が出てこない場合も、この症状に該当します。

水が出ない・水が少ない原因

ボールタップが給水を開始しない、または給水量が不足していることが考えられます。具体的な原因としては以下のようなものが挙げられます。

水が出ない・水が少ない原因
  • ボールタップ内部の故障:ダイヤフラム(ボールタップ内のゴム膜)やバルブが劣化・固着して、水が出ないことがあります。例えば「手洗い管から水が出ない・タンクに水が溜まらない」場合や、タンク内で「シューシュー」という空気が漏れる音だけする場合は、ボールタップ内のダイヤフラム不良が疑われます。
  • 浮き球やフロートの不具合:浮き球ありタイプで浮き球が何かに引っかかって下がらないままになっていると、タンクが空でも「満水」と誤認して給水しません。逆に浮き球なしタイプでも内部フロートの誤作動で給水が止まってしまうことがあります。
  • 給水フィルターの目詰まり:ボールタップの給水口付近には細かな異物を防ぐフィルターが付いている場合があります。水道水中のゴミやサビが詰まると水が流れにくくなり、給水量が著しく低下します。
  • 止水栓の閉塞:作業や清掃の際に止水栓が閉まり気味になっていたり、水道本管の元栓が閉まっていると、水が十分に供給されません。

水が出ない・少ない場合の対処法

まずタンクのフタを開け、浮き球(または内部フロート)の状態を確認しましょう。

浮き球ありタイプなら、浮き球を手でそっと押し下げてみてください。正常ならバルブが開いてザーッと給水が始まるはずです。

浮き球を下げても水が出てこない場合、ボールタップ本体の故障が疑われます。逆に浮き球を下げたら水が出た場合、浮き球が何かに引っかかっていたり破損して自力で下がれないのかもしれません。

引っかかりを直すか浮き球を交換することで改善します。

浮き球なしタイプの場合は内部機構のため目視で確認しづらいですが、異物混入で動作不良を起こすこともあります。

ボールタップ本体の故障やフィルター詰まりが原因の場合、ダイヤフラム部品の交換やフィルター清掃で改善するケースもあります。

具体的には、止水栓を閉めてからボールタップを取り外し、内部のダイヤフラムやストレーナー(網目のフィルター)を点検します。

ゴミが詰まっていたら取り除き、ダイヤフラムが硬化していたら新品に交換しましょう。これらの作業が難しい場合や試しても改善しない場合、ボールタップ自体を新しいものに交換するのが確実です。

なお、作業前には止水栓がきちんと開いているか(給水が遮断されていないか)を確認してください。

意外と「実は止水栓が閉まっていただけ」というケースもあります。

また、マンション等で断水が発生していないか、水圧が極端に低下していないかも併せて確認すると良いでしょう。

水が漏れる

トイレのタンク周辺から水漏れが発生する状態です。

タンクの下や周囲が濡れていたり、床に水たまりができるほどポタポタ垂れている場合は要注意です。

水漏れ箇所によっては気付きにくく、知らないうちに床材を傷めてしまうこともあります。

水が漏れる原因

ボールタップに関連する水漏れは大きく2通りあります。

一つはボールタップと給水管の接合部や、ボールタップ本体からの外部への水漏れです。

ボールタップとタンクを繋ぐナット部分にはパッキン(ゴムシール)が使われていますが、経年劣化でこれが硬化・ひび割れすると隙間から水が滲み出てきます。

あるいはボールタップ本体にひびが入った場合も、そこから水が漏れる原因になります。

特にタンク内部でボールタップに常に水圧がかかっているため、劣化したパッキンからじわじわと水がしみ出し、やがてポタポタ垂れるようになります。

もう一つは、ボールタップの不具合によりタンク内でオーバーフローが発生し、その結果間接的に水漏れ状態になるケースです。

具体的には、先述の「水が止まらない」状態が続くことで常にオーバーフロー管から便器へ水が流れ、便器の継ぎ目や床との接合部から水が漏れ出すことがあります。

本来便器へのオーバーフローは排水管へ流れる設計ですが、便器と床のシーリングが甘い場合、そこから水が染み出して床を濡らす原因になります。

水が漏れる場合の対処法

水漏れ箇所を特定することが重要です。

まずタンクのフタを開け、ボールタップと給水管の繋ぎ目周辺を観察してください。そこから水滴が垂れているようなら、ボールタップ取付部のパッキン劣化が疑われます。

この場合、止水栓を閉めてからボールタップを取り外し、パッキンを新品に交換することで対処可能です。

適合するサイズのパッキンを選び、古いパッキンを取り除いて新しいものと入れ替えましょう。併せてナット類もしっかり締め直します(ただし強く締めすぎないよう注意)。

ボールタップ本体に亀裂がある場合は、残念ながら部品交換では対処できないためボールタップ自体を新品に交換してください。

一方、外側に漏れ跡がないのに床が濡れている場合は、タンク内部でのオーバーフローを疑います。

タンクの水位が適正か確認し、明らかに高すぎる場合はボールタップの水位調整ねじ等で適正水位に調整しましょう。

水位は通常、オーバーフロー管の先端より約2~3cm下が目安です。

水位調整で改善しない場合、ボールタップや排水側フロートバルブの不良が考えられるため、それぞれ交換を検討します。

また便器と床のシール部分からの漏れなら、シーリング補修も必要になります。

いずれにせよ、床まで水が及ぶ水漏れは放置できません。早急な対策を行い、それでも止まらないようなら業者に点検を依頼しましょう。

異音がする

症状としてはトイレを流した際や、普段使用していないときにタンクから奇妙な音が聞こえる状態です。

音の種類はいくつかあり、例えば給水中に「シュー」という空気漏れのような音、止水時に「ブーン」あるいは「ウォーン」といううなり音、また常に「チョロチョロ」と水が流れる音などが挙げられます。

異音がする原因

音の種類によって原因が異なりますが、ボールタップに起因するケースが多々あります。

ボールタップにまつわる異音の原因
  • 「シュー」という音:何もしていないのにタンクからシューシューと音がする場合、タンク内で少量の水漏れが起きており、それを補充するためにボールタップが断続的に開いている可能性があります。ボールタップの根元から少量ずつ水が漏れているときや、フロートバルブの不具合で便器に水が流れ続けているときに発生しやすい音です。
  • 「ブーン」や「ゴー」という低い音:船の汽笛のような低音の振動音がタンクから聞こえる場合、配管内で共鳴現象が起きているかもしれません。これはボールタップや浮き球、タンク内のパッキン類の劣化により、給水停止時に振動が発生し、その振動音が配管を伝わって増幅されている状態です。特に古い浮き球式ボールタップでは止水時に振動が起きやすく、異音の原因になることがあります。
  • 「チョロチョロ」という音:常に水が流れるような音がする場合、タンクから便器へ水が漏れて流れ続けている可能性が高いです。直接的な原因はフロートバルブ(排水弁)の劣化が多いですが、フロートバルブの不具合で水位低下→ボールタップが給水→また漏れ…というように間接的にボールタップも関与したループが発生している状態です。

異音がする場合の対処法

いずれの場合もまずタンク内を点検してみましょう。

シュー音やチョロチョロ音の場合、フロートバルブやボールタップからの水漏れが原因なので、それぞれの部品を交換することで音も止まるはずです。

ブーンという共鳴音に関しては、ボールタップや浮き球の交換で改善できる可能性があります。ただし共鳴現象は原因箇所の特定が難しいことも多く、闇雲に部品交換しても解消しない場合があります。

ボールタップを交換しても異音が収まらない場合、配管内の空気の噛みや水圧の問題なども考えられるため、無理せず専門業者に相談するのがおすすめです。

ボールタップの交換方法

ボールタップが故障している場合、自分で交換することも可能です。

構造がわからず不安かもしれませんが、基本的な工具があれば難易度はそれほど高くありません。

ここでは一般的なタンク式トイレにおけるボールタップ交換の手順を説明します。

作業は必ず落ち着いて行い、焦らず一つ一つ確認しながら進めましょう。

必要な道具

ボールタップ交換にあたり、以下の道具を準備してください。

ボールタップ交換に必要な道具
  • モンキーレンチ(またはスパナ):ボールタップや給水管のナットを外すために使用
  • 新しいボールタップ:交換用の部品一式(浮き球あり/なし、手洗い管の位置など既存タンクに適合するもの)
  • マイナスドライバー:止水栓の開け閉めに使用
  • 古タオル:タンク内の残り水を拭き取ったり、作業中の水漏れを受け止めるために使用
  • ゴム手袋:手を汚さず安全に作業するため(滑り止めにもなります)

トイレの型番によっては特殊な工具が必要になる場合もありますが、基本的に上記があれば対応可能です。

また、新しいボールタップはトイレのメーカー純正部品か汎用タイプを用意します。事前にトイレタンクの品番を確認し、適合するものを選びましょう。

ボールタップの交換手順

実際の交換作業は以下の手順で行います。必ず順番通りに、漏れがないか確認しながら進めてください。

ボールタップの交換手順
  1. 止水栓を閉める:まず最初にトイレの止水栓をマイナスドライバーで締めて、水の供給を止めます。止水栓はタンクにつながる壁や床の配管に付いている小さなバルブです。ここを閉めておかないと、作業中に水が噴き出す恐れがあるため必ず実行してください。止水栓が見当たらない場合は家の元栓を閉めますが、その場合家中の水が止まるので注意しましょう。
  2. タンクのフタを外す:タンク上部の蓋を持ち上げて外します。陶器製の場合ゆっくり静かに置いて破損に注意してください。フタに手洗い管が付いているタイプは、フタ裏のチューブやホースでタンクと繋がっているので、これを外してからフタを取り外します。
  3. タンク内の水を抜く:タンクのフロートバルブ(ゴム栓)を持ち上げるか、通常通りレバーを回して水を流し、タンク内の水を可能な限り排出します。排出後もタンク底に少し水が残るので、古タオル等で吸い取りましょう。タンク内が空になれば作業がやりやすくなります。
  4. 古いボールタップを取り外す:次にボールタップ本体を取り外します。まずボールタップに繋がっている手洗い管(上部の細い管)やオーバーフロー管とのホースがあれば外します。続いてタンク外側から見て、ボールタップと給水管の接続ナットをモンキーレンチで緩めます。ナットを反時計回りに回して外すと、給水管からボールタップが離れます(このとき多少残り水がこぼれるのでタオルで受けてください)。さらにボールタップ本体をタンクに固定している樹脂ナット(タンク内または外側にある締め具)も手やレンチで緩め、ボールタップ一式をタンクから取り外します。
  5. 新しいボールタップを取り付ける:購入した新しいボールタップを取り付けます。まず古いボールタップを外した箇所に、新品のボールタップ本体を差し込み、タンクに固定するナットを締めます。グラつかずしっかり固定できる程度に締め付けましょう。次に給水管側のナットを締め直し、ボールタップと給水管を接続します。このとき接続部のパッキンも新品に交換しておくと安心です(新品ボールタップに付属している場合もあります)。浮き球ありタイプの場合は浮き球(ポリ玉)を取り付け、アームの角度を適切にセットします。
  6. 各部の接続と水位調整:手洗い管付きのタンクであれば、ボールタップ上部の手洗い管を所定の位置にセットし、ホース等で繋ぎます。オーバーフロー管とのホースがある場合も元通り接続します。全ての接続が完了したら、止水栓をゆっくり開けてタンクに給水しましょう。新しいボールタップが作動してタンクに水が貯まるはずです。目標水位まで貯まったら自動で止水するか確認します。水位が高すぎたり低すぎたりする場合は、浮き球の高さ調整やダイヤフラム式の場合は本体の調整ネジで水位を調節してください。
  7. 漏れ・動作の確認:最後に、ボールタップ周辺やタンク外部から水漏れがないかをよく確認します。給水中・止水後に接続部から水が滲んでいないか手で触ってチェックしましょう。問題がなければタンクのフタを元に戻して完了です。

以上が基本的な交換手順です。作業所要時間は30分~1時間程度ですが、ゆっくり慎重に行ってください。

万一途中で対処に困った場合や部品が合わない場合は、無理をせず作業を中断して専門業者に相談しましょう。

トイレ修理業者に依頼すべきケース

ボールタップの交換自体はDIY可能ですが、場合によっては最初からプロの水道修理業者に依頼した方が安心・確実なケースもあります。

トイレ修理業者に依頼すべきケース
  • 自分での対応が難しい場合
  • 複数のトラブルが発生している場合

どんな場合に業者への依頼を検討すべきか、代表的な例を紹介します。

自分での対応が難しい場合

工具の扱いに不慣れだったり、トイレタンクの構造に自信がない場合は、無理に自分で修理しようとしない方が安全です。

ボールタップ交換には水を止めたり部品を取り外す工程がありますが、途中でミスをすると逆に水漏れを悪化させてしまうリスクもあります。

特に原因箇所がはっきりしないまま手探りで部品交換しても、問題が解決しないことも考えられます。

また、マンションなどで万一水漏れを起こすと階下への影響も心配です。次のような場合は、最初から業者に依頼することを検討しましょう。

最初から業者を呼んだほうが良いケース
  • 原因が特定できない:水が止まらない・異音がするなど複合的な症状で、どの部品の不良かわからない場合。
  • 作業スペースが狭い・構造が特殊:タンク内が狭く手を入れにくい、特殊な構造のトイレ(特殊タンク、一体型便器など)の場合。
  • 工具や部品が手元にない:必要なレンチ類を持っていなかったり、適合する交換部品を入手できていない場合。
  • 身体的に作業が困難:しゃがんだり中腰での作業が難しい方、高齢の方など無理をすると危険な場合。

このようなケースでは、無理せず業者に連絡して修理をお願いする方が結果的に早く確実です。

プロであれば原因の診断も的確で、適切な部品交換や調整を行ってくれます。

複数のトラブルが発生している場合

トイレの不具合がボールタップ単体に留まらず、他の部分にも及んでいる場合も業者依頼を検討しましょう。

例えば、「ボールタップも劣化しているが、同時に排水弁(フロートバルブ)も傷んでいて水が漏れている」ようなケースです。

自分で一つずつ修理していくこともできますが、複合的なトラブルは原因の見極めが難しく、初心者にはハードルが高くなります。

さらに、築年数の経ったトイレではボールタップ以外にも便器とタンクの接合部パッキンやフラッシュバルブなど複数箇所が劣化している場合があります。

その場しのぎで一部だけ交換しても別の箇所がすぐ不具合を起こすこともあり得ます。

こうした場合、トイレ全体を点検しながら必要な部品をまとめて交換できる業者に任せると安心です。

特に以下のような状況なら、プロの点検・修理を依頼した方が良いでしょう。

トイレ修理業者に依頼した方が良いケース
  • ボールタップ交換後も異音や水漏れが解消しない。
  • タンク内の他の部品(フロートバルブやサイフォン管など)も劣化や破損が見られる。
  • トイレ自体が20年以上経過しており、全体的なメンテナンスが必要に感じる。

業者であれば、必要に応じてトイレ全体の修理や部品交換、場合によっては便器・タンクのリニューアルについても相談に乗ってくれます。

一箇所ずつ悩むより、総合的な解決を図れるでしょう。

トイレ修理業者に依頼した場合にかかる費用

費用は業者や地域、トイレの状態によって変動しますが、自分で交換する場合の費用目安として、DIYでボールタップ交換を行う場合、必要なのは部品代のみです。

一般的なボールタップ部品は2,000~8,000円程度、浮き球(ポリ玉)は1,000~2,000円程度で入手できます。

型式やメーカー純正品か汎用品かで価格は異なりますが、トータルでも1万円以内で収まることがほとんどです。

ただし、工具を新たに揃える場合はその費用もかかります。

一方、業者に交換を依頼した場合の費用相場は以下のとおりです。

業者に交換を依頼した場合の費用相場
  • 基本料金(出張・点検料):0~5,000円程度
  • ボールタップ交換作業料:8,000~15,000円程度
  • 部品代(ボールタップ本体):上記作業料に含む場合もあるが、別途なら数千円
  • その他部品交換料(フロートバルブ等も同時交換した場合):+5,000~10,000円程度
  • 合計目安:おおよそ1.5万~2万円前後が一つの目安

例えば、基本料金2,000円+ボールタップ交換10,000円+出張費無料という業者なら合計12,000円、基本料金無料でも作業一律15,000円という業者なら15,000円、といった具合です。

深夜対応や地域による割増がある場合はもう少し高くなることもあります。

また、古い型のトイレで交換部品が特殊だったり廃盤品で入手困難な場合、部品代が高くつくケースもあります。

そのため、依頼前に複数業者から相見積もりを取って比較することをおすすめします。

複数業者から相見積もりを取ることで悪質な業者を避けられる可能性もあがりますし、優良な業者の中でより信頼できる業者を選ぶこともできます。

相見積もりは3社以上で
多くの水道業者は見積もり無料・出張費無料としているところがほとんどです。実際にトラブル状況を見てもらい、作業内容と費用を確認してから依頼すると安心です。

不明瞭な追加料金が発生しないよう、「ボールタップ交換で全部でいくらかかるか」を事前に確認しましょう。

まとめ

トイレのボールタップは、タンク内で水位を調節し給水を出し止めする重要な部品です。

浮き球あり・なしの2種類がありますが、いずれも経年劣化すると水が止まらない、水が出ない、水漏れする、異音がするといったトラブルを引き起こすことがあります。

幸いボールタップの交換やパッキン・ダイヤフラムの取り替えは比較的簡単で、適切な手順を踏めばDIY初心者でも対応可能な作業です。

本記事で紹介した仕組みと交換手順を参考に、落ち着いて対処してみてください。とはいえ、無理は禁物です。

原因が特定できない場合や複数箇所の不具合がある場合、作業に不安があるときは水道修理のプロに任せるのが確実でしょう。

業者に依頼すれば短時間で修理してもらえ、費用相場も事前の見積もりで把握できます。

トイレは日常生活に欠かせない設備なので、不調を感じたら早めの対策が肝心です。

ボールタップの仕組みとトラブル対処法を理解して、いざという時にスムーズに対処できるよう備えておきましょう。

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