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給湯器はレンタルできる?メリットとデメリット、購入と悩んだ時に決めるポイントは?
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給湯器はレンタル・リースできる?メリット・デメリットや購入を決めるポイント

2024.12.19
2022.07.28
給湯器はレンタルできる?メリットとデメリット、購入と悩んだ時に決めるポイントは?
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給湯器を新たに取り付けたり交換したりする場合、初期費用が高くてお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

その場合、新しい給湯器を購入しなくても、「レンタル」という選択肢があります。

今回は、給湯器を購入した場合とレンタル・リースした場合、それぞれのメリットとデメリットについて解説します。

どちらにするか悩んだときに決めるポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次 
小嶋 豊
監修者

水道設備業者 給湯器設備責任者

小嶋 豊 (株式会社プログレス)

株式会社プログレスの代表取締役で22年 暮らしの中で必要なレスキューサービスを提供する株式会社プログレスにて給湯器設備を担当。水回り業務に15年従事し、累計500件の給湯器関連のトラブルを解決。多くのお客様に信頼される「給湯器」のスペシャリスト。

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給湯器はレンタルできる?

新しい給湯器を取り付けるとき、購入以外にもレンタルという選択肢があります。

レンタルなので料金を支払い続けても自分のものになるわけではありませんが、自分で所有することにこだわりがない人には、家計に優しい選択肢といえます。

ちなみに一般的には給湯器のレンタルに「リース」という言葉を使います。

レンタルとリースの違いは、契約期間の長さに違いがあり、レンタルは数日程度の短期間借りることを意味しますが、リースは半年〜10年程度の中長期計画が前提です。

給湯器は基本的に長期間借りるため「リース」という言葉が使われるのです。

給湯器をレンタルするメリット

給湯器のレンタルには次のようなメリットがあります。

給湯器をレンタルするメリット
  • 購入よりも初期費用を抑えられる
  • 周辺機器もリーズナブルにレンタルできる
  • 最新モデルの給湯器を利用できる
  • 故障したときに修理費用がかからない

購入よりも初期費用を抑えられる

給湯器をレンタルする一番のメリットとして、初期費用を抑えられることが挙げられるでしょう。

給湯器の価格は機能やサイズによって異なりますが、平均購入金額は22万円です。

本体代に加え、標準工事費用なども必要なので、初期費用が高額になります。

そのような高額な費用を一度に払うのは難しいという人に嬉しいのが、毎月手頃な定額料金を支払うだけですむ給湯器のレンタルです。

初期費用としてまとまったお金を用意する必要がないので、急に交換が必要になったときも安心です。

また、給湯器のレンタル料には本体代だけでなく標準取り付け費も含まれています。

初期費用として支払わなくても、毎月少しずつ支払えば済むため、料金を心配することなく申し込みできるでしょう。

毎月定額料金なので、出費の見通しが立ちやすい点もメリットといえます。

ちなみにガス給湯器の交換費用に関してはこちらの記事を参考にしてください。

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周辺機器もリーズナブルにレンタルできる

給湯器だけでなく、浴室乾燥機などの周辺機器もより便利なものを取り付けたいと考える方もいらっしゃるでしょう。

たとえば浴室乾燥機の相場は14万円です。

給湯器を購入してさらに浴室乾燥機まで購入すれば、かなりコストがかかってしまいます。

しかし、給湯器のように周辺機器もリーズナブルな料金でレンタルできます。

初期費用をかけずに月々無理のないリーズナブルな料金で暮らしに便利な設備をレンタルできることもメリットといえます。

最新モデルの給湯器を利用できる

給湯器をレンタルすると、基本的に最新モデルを利用できます。

初期費用をかけず、機能が優れた最新モデルを毎日利用できることは、レンタルの大きなメリットといえるでしょう。

購入するとなるとできるだけ費用を抑えるため、型落ちを選ぶ人も少なくありません。

機種にこだわりがない人もいるでしょうが、やはり最新モデルの方が機能が優れています。

レンタルにすることで最新モデルの給湯器も月々手頃な料金で利用できます。

また、給湯器のリース契約期間は10年程度なので、契約が満了する頃には給湯器も寿命を迎えるでしょう。

その機種を再リースしたり、買取りしたりできますが、契約期間は耐用年数とほぼ同じ期間に設定されているため、リース期間満了後に取替更新の契約を結べば、最新モデルに交換してもらえます。

給湯器をレンタルすれば、毎月ムリのない料金を支払いながら、常に最新モデルの給湯器を利用できるのです。

故障したときに修理費用がかからない

給湯器をレンタルすれば、万が一故障したときも修理費用を自己負担せずにすむというメリットがあります。

給湯器の耐用年数は10年程度ですが、耐用年数まで使わなくても故障することがあります。

給湯器がレンタルであれば、修理費用は基本的に会社持ちです。

一方、購入した給湯器には保証期間がありますが、保証期間を過ぎれば有償修理になります。

給湯器の保証期間はBL認定品が2年、BL非認定品が1年の保証期間です。

BL認定品とは、財団法人ベターリビングに優良住宅部品としての認定を受けた商品のことで、給湯器本体の前板にベターリビングのマークが貼ってあります。

また、所有者登録することで、無償保証期間を3年または5年まで延長できます。

給湯器の保証期間

さらに各給湯器メーカーは、保証料金を支払うことで、無償保証期間を最大10年まで延ばせる制度を設けています。

そのため購入した給湯器は最大10年までは無償保証期間を延長できますが、延長保証料金が必要です。

また、給湯器の寿命は約10年なので、保証期間が終了した頃に故障する可能性もあるでしょう。

給湯器が故障すると修理費が高額になるケースもあります。寿命を迎える時期に故障した場合、修理よりも買い替えを検討した方がいいかもしれません。

買い替えということになれば、また初期費用として大金が必要になります。

このように壊れたときの修理費用や交換費用のことを考えたらレンタルは安心です。

ただし、契約内容や故障原因によっては修理費用が使用者持ちになることもあります。

レンタルするときは、契約内容をしっかりチェックしておきましょう。

給湯器の修理費用については、以下の記事で詳しく解説しています。

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給湯器をレンタルするデメリット

給湯器のレンタルにはデメリットもあるので確認しておきましょう。

給湯器をレンタルするデメリット
  • 長い目で見るとコストは割高
  • 中途解約をすると違約金がかかる
  • 契約終了時の撤去費用は自己負担

長い目で見るとコストは割高

給湯器のレンタルは初期費用がかからず、月々の料金もリーズナブルです。

しかし、いくら月々の料金がリーズナブルとはいっても、約10年に渡り支払い続けていれば、総額はかなり高額になってしまいます。

長い目で見るとコストは購入した場合より割高になってしまうので注意が必要です。

また、レンタルには手数料や金利も含まれており、これらは購入した場合に必要ない費用なので、レンタルが割高になる要因の1つです。

このようにレンタルすれば最初にまとまったお金を必要としませんが、長い目で見るとコストが割高になってしまうことに注意しておきましょう。

~料金の一例~

リンナイのガス給湯器RUF-E2006SAWは、東邦ガスのらくらくリースを利用すると10年リースで月額料金が2,889円です。一方、この商品を購入する場合、給湯器専門業者で161,000円(工事費、リモコン込み)で販売されています。

リースの場合は2,889円×12ヶ月×10年で346,680円なので、購入した場合より185,680円高くなります。
年間にすると18,568円の差が発生します。

【参考】
東邦ガスらくらくリース
お湯のリフォーム U-form

中途解約をすると違約金がかかる

給湯器のレンタルは契約期間が長期に渡りますが、基本的に中途解約はできません。

契約期間満了まで利用できる場合のみ利用しましょう。

転居などの理由でどうしても中途解約しなくてはいけない場合はやむをえませんが、違約金として未払い分のリース料を支払うことになってしまいます。

転居先でも新たに給湯器の購入やレンタルが必要でしょうから、二重に支払わなくてはいけなくなってしまうでしょう。

給湯器のレンタルは長期契約かつ中途解約不可なので、契約する際は慎重に検討する必要があります。

転勤族や数年後に住み替えを検討している人には、レンタルをおすすめできません。

契約終了時の撤去費用は自己負担

契約が終了した後は、主に次の4つの選択肢があります。

契約が終了した後の選択肢
  • 再リース
  • 新規リース
  • 使用中の給湯器の買取
  • 使用中の給湯器を取り外して終了

再リースとは、契約満了後に同じ給湯器で再度リース契約を結ぶことです。

再リース契約を選択した場合、当初の料金よりかなり安い金額でレンタルできます。

そのため節約にはなりますが、すでに10年程度利用した給湯器は耐用年数を迎えている可能性があるので注意が必要です。

給湯器の耐用年数は一般的に10年〜15年といわれていますが、早い場合は8年程度で寿命を迎えることもあります。

同じ給湯器を再リースすれば、トラブルが起こりやすい可能性があります。

一方、新規リースとは、新しい給湯器に取り替えてリースすることです。

再リースのように料金が安くなるわけではありませんが、最新の機種に取り替えてもらえるというメリットがあります。

また、リース契約終了した給湯器を買い取ることも可能です。買取料金はリース料金の数ヶ月分になり、リース期間が長いほど買取料金は安くなります。

買取は安価な料金で給湯器を自分のものにできますが、今後故障して修理が必要になった場合、有償での修理となるので注意が必要です。

契約期間満了のタイミングで使用中の給湯器を取り外し、終了にすることも可能です。ただし、使用中の給湯器の撤去費用は自己負担になるので費用がかかります。

レンタルと購入、費用にはどのくらい差が出る?

給湯器の平均的なリース料の月額4,000円を10年間使用すると次の計算になります。

4,000円×12ヶ月×10年=480,000円

一方、給湯器の平均的な購入金額は220,000円です。10年延長保証を15,000円として計算すると次の料金になります。

220,000円+15,000円=235,000円

レンタルより購入する方が費用を約半分に抑えられます。

ただし、10年延長保証をつけておらず、10年以内に故障すれば、修理費が高額になる可能性もあります。

レンタルは修理費用がリース会社持ちという安心感がありますので、購入して同じように安心感を得るためには10年延長保証をつけておいた方がよいでしょう。

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レンタルと購入、悩んだときにはどうすればいい?

レンタルが向いている人と購入が向いている人はそれぞれ状況が違います。その特徴を挙げますので、どちらがいいか判断するときの参考にしてください。

レンタルが向いている人

初期費用を抑えたい人には、レンタルが向いています。

レンタルは月々定額の料金を支払えばいいため、購入する場合のようにまとまったお金は必要ありません。

支払い総額は購入するより高くなるものの、毎月無理なく支払えるでしょう。

また、最新機種を使いたい人にもレンタルが向いています。

レンタルは基本的に最新機種が提供されるため、機能性が優れた機種を使えます。

リース期間が満了して取替更新契約にすれば、また新しい機種に交換してもらえるため、常に最新機種を利用できます。

購入が向いている人

トータル費用を抑えたい人には購入が向いています。

購入すればレンタルよりも約半分の費用で済むため、最初に大きな費用がかかるとしても、トータルで考えるとお得です。

また、機種にこだわりがない人にも購入が向いているでしょう。

給湯器は大幅な値引きも珍しくなく、80%程度値引きされるものもあります。

最新機種にこだわらなければ、割引率が高い機種が見つかるでしょう。

まとめ

給湯器のレンタルにはメリットが多いですが、デメリットもあります。

「初期費用を抑えたい」「修理費用を負担したくない」という人にはレンタルがおすすめです。

ただし、初期費用を抑えられても、支払い総額は購入の方が断然安いため、お得なわけではないことを理解しておきましょう。

費用の総額を抑えてムダをなくしたい人には購入が向いています。

購入するかレンタルにするか悩んだときは、自分の目的に合う方を選びましょう。

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